子どもから大人まで歯列矯正なら矯正歯科専門医のいるかわばた矯正歯科

特徴

特徴

できるだけ痛くない矯正治療

痛みと不安を最小限に抑えた矯正治療へのこだわり

痛みに配慮した治療

矯正治療において、「痛み」は多くの方が抱える大きな不安です。当院では、お子さまから大人の方まで、できるだけ痛くない矯正治療を実現するため、様々な工夫を行っています。

矯正装置の調整では、形状はもちろん、力の強さまで細心の注意を払い、一人ひとりに最適な装置を提供しています。特にマルチブラケット装置(ワイヤー矯正)では、

痛みに配慮した治療
  • セルフライゲーションブラケットと呼ばれる、摩擦抵抗のほとんどないセラミック装置の使用
  • 初回装着時は極めて柔らかいワイヤーを使用
  • 歯の動き具合に合わせて徐々にワイヤーの力を調整
  • 最終段階では細めのワイヤーでていねいに仕上げ

このような緻密なコントロールにより、治療中の痛みを最小限に抑えることができます。

痛みに配慮した治療
  • 不安に寄り添うコミュニケーション
    矯正治療は一般的な歯科治療とは大きく異なる特性があります
  • 歯を計画的に移動させる治療法である
  • お子さまの矯正では成長発育の見通しが重要になる
  • 治療期間が比較的長期にわたる

これらの特性から、「どのように治療するのか」「費用はどのくらいかかるのか」「今どの段階まで進んでいるのか」など、さまざまな不安や疑問をお持ちになるのは当然です。

当院では、患者さまとのコミュニケーションを最も大切にし、安心して治療を受けていただけるよう心がけています。

痛みに配慮した治療
  • ていねいなカウンセリング
    初回はお悩みや症状、ご要望をしっかり聞き取ります
  • 分かりやすい説明
    院長および専門知識の高いカウンセリングスタッフが治療内容や方法、費用について納得いくまでご説明します
  • 継続的な情報共有
    一度の長時間説明より、毎回の短時間説明を積み重ね、理解を深めていただきます
  • 和やかな雰囲気づくり
    雑談も交えながら、リラックスして治療を受けていただける環境を整えています

このようにていねいなコミュニケーションを重ねることで信頼関係が築かれ、不安を軽減しながら治療を進めることができます。

痛みを軽減する矯正システム

セルフライゲーションシステム

当院では、痛みを軽減するためにセルフライゲーションシステムを採用しています。

特徴
  • ブラケット(歯に取り付ける装置)にシャッター構造があり、ワイヤーを直接固定しない
    ブラケットとワイヤー間に適度な「遊び」があり、歯に緩やかな力をかける
  • 「ローフォース・ローフリクション」(少ない力・少ない摩擦)で歯を動かす
    従来のブラケットがワイヤーを強く固定するのに対し、セルフライゲーションシステムでは摩擦抵抗が抑えられ、より自然で弱い力で効率的に歯列を整えることができます。その結果、痛みの軽減と快適な治療体験を実現しています。

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治療期間の短縮を実現

セルフライゲーションシステムのもう一つの大きなメリットは、歯の動きが早く、治療期間の短縮が期待できる点です。

従来の矯正では、強い力でワイヤーを引っ張って歯を動かすため、歯周組織に過度の負荷がかかり、かえって歯の移動が遅くなることがありました。一方、セルフライゲーションシステムでは

特徴
  • 一本一本の歯ではなく、歯列全体に均一に力がかかる
  • 生物学的に理にかなった方法で歯を移動させる
  • 理想的なスピードで歯列全体が動く

これにより、痛みを軽減しながらも効率よく治療を進めることができます。

できるだけ歯を抜かない矯正治療

歯を抜かない矯正治療へのこだわり

「歯を抜かずに矯正治療はできないのでしょうか?」「なぜ歯を抜く必要があるのですか?」 こうした疑問をお持ちの方は多くいらっしゃいます。

当院では、できるだけ歯を抜かない矯正治療を目指しています。しかし、年齢が上がるにつれて抜歯が必要となるケース、あるいは、抜歯をすることでより安定するケースも少なくありません。

日本人特有の課題

歯を抜く必要が生じる主な理由は、日本人の骨格的特徴にあります。日本人は歯が大きく、あごの骨が小さいタイプが多いのです。小さなあごに大きな歯が収まりきらないため、抜歯が避けられないケースもあるのが現実です。

そのため、「他院で抜歯を勧められた」「通常は抜歯が必要と言われた」という患者さまが「本当に抜くしかないのか」「できれば抜きたくない」という思いで当院を訪れることがあります。当院でも抜歯が必要と診断するケースもありますが、歯を抜かずに矯正できる可能性も多くあります。

早期治療の重要性

特に中学生以下のお子さまは矯正治療に最適な時期です。成長期を利用してあごの骨に働きかけることで、歯を抜かずに治療できるケースが多いからです。この時期を逃すと抜歯が必要になる確率が高まりますので、お早めのご相談をおすすめします。

ただし、個々の症状によって最適な治療時期は異なります。できるだけ歯を抜かない治療を実現するためにも、適切な時期での治療開始が大切です。

自分の歯を守る意義

抜かなければならない歯を抜くのは仕方ありませんが、抜かなくても治療可能であれば、本来の歯を残すことが望ましいと考えています。

咀嚼(そしゃく)能力(咬む能力)と健康には密接な関係があり、最近の研究では「咀嚼(そしゃく)能力の低下が認知症のリスクを高める」ことも指摘されています。これからの高齢化社会では、自分の歯で咬めることが健康寿命を延ばす重要な要素です。そのため当院では、できる限り歯を抜かない治療と、そのための的確な判断や技術の向上に努めています。

抜歯の判断基準

当院では、まず歯を抜かずに矯正できる可能性を徹底的に見極め、最大限の工夫と努力を行います。これを実現するのは、個々の患者さまに対するていねいな診察・診断と、効果的な治療技術です。

抜歯の判断ポイント

抜歯の判断ポイント

主に以下の通りです。

  • 歯とあごの骨の大きさとバランス
  • 不正咬合の程度や種類
  • 成長発育の状態(お子さまの場合)
  • 患者さま自身のご希望

当院では複数の検査データと個人の条件を総合的に分析し、個々の状況に合わせて、まずは歯を抜かずに済む治療方針を検討します。

患者さまのご希望も重要な判断材料です。「治療期間を短縮したい、審美性も考慮したいので抜歯も可」という方もおられれば、「どうしても抜きたくない」という方もいらっしゃいます。当院ではそうしたご希望も尊重し、可能な限り対応いたします。

歯を抜かない矯正治療の主な方法

  • 歯列(歯のアーチ)全体を拡大する方法
    専用の装置を使って歯列全体を少しずつ広げ、歯ならびを整えます。ワイヤー矯正だけでなく、マウスピース型矯正(インビザライン)でも効果が期待できます。
  • 奥歯を後方に移動させる方法
    奥歯を少しずつ後ろに下げて、前歯が並ぶスペースを確保します。このスペースを活用して歯ならびを改善していきます。
  • 歯間削合(IPR)でスペースを確保する方法
    歯と歯の間に専用のやすりを使って、わずかなスペースを作ります。「歯を削って大丈夫?」というご心配もあるかもしれませんが、削合量は0.1〜0.5mm程度の微量なので、知覚過敏やむし歯のリスクが高まることはありません。エナメル質という硬い保護層の一部を調整するだけです。

当院では患者さま一人ひとりに最適な治療法をご提案いたします。
どのようなことでも構いませんので、ご相談ください。

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